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ドえむ日記

日常生活で出せない某アイドルくんへのこじらせた愛を垂れ流すブログ。非ヲタのふりをして生きてます。

日下瑛治という男

 
ねぇ?日下くんどこ行ったの?
 
どうも、こんばんは。
 
最終回なのに「伏線を回収し切れていない」となかなか批判が殺到しているが、わたしは日下くんがあの状態で終わったのは、自由に視聴者の夢の中に現れるためだと思うようにしてます。
 
とにかく、日下瑛治というペルソナ*1を忘れてしまわないように、記憶が確かなうちに記事を書いておくことにしました。
 

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前回の記事
にも書きましたが、わたしは元々伊野尾さんのバーテンダー役は「伊野尾くんって最近キテるよね~とりあえずキャスティングしとく~~?」的なノリでなんとなくあの役に落ち着いたのだと思っていました。今となれば、ごめんなさい。自担の成長と可能性を完全にナメておりました。
 
ドラマ全般の感想とましては、組織ぐるみの国家レベルの大事件っぽさを前面に出してたのに、実際は20代の男ひとりの怨恨による犯行だった、というのはあっさりしすぎているのではないだろうかと感じたし、いろんな要素を盛り込んで話を大きくしすぎたのが最終回に対する「不完全燃焼な感じ」の原因のひとつなのかなとも思いました。
 
にしても、とにかく伊野尾さんが輝いてて、一ジャニヲタどころか伊野尾担としてはうれしい限りです。あと、自担の成長と可能性を完全にナメておりました。(2回目)
 
思えば、日下瑛治という男は初っ端から掴みどころが全くない男だった。天使!!感を全面に押し出してきたかと思いきや、初登場時から新一を挑発するような口調で「むかつきますから」とか言ってみたり、小山内のためにグラス回収したり(結局これはどういう意図でなんだったのかわからんけど)して完全にホワイトなわけではないことを匂わせていましたね。今思えば。
 
あと、伊野尾はどうせチョイ役だと思う反面、実は結構キーパーソンなんじゃないかな?と邪推してる自分もいました。その唯一の根拠となったのが、バーの名前。
 
バー『キング』 → bar KING → barKING → barking(「正気でない」「気の狂った」など)って。結果的にちょっと当たりましたねd(*`・(エ)・´*)b
 
Bar KINGのbarkingな日下が包丁振り回してるのも充分怖かったけど、個人的にこのドラマの本当の怖い部分は、人間の脆さを見せつけられたところでした。人間なら誰しも恐らく持っていながら、普段は押さえつけている恨みや嫉妬心みたいな黒い感情とか他人を犠牲にしても前に出たい自己顕示欲や出世欲って本当にちょっとした切っ掛けで溢れ出てしまうのだな、って。人間の弱さだったり醜さを利用しつくす日下のような男にわたしが出会ってしまったら、自分を制することができるのだろうか。(顔が伊野尾の時点でかなりの確率で流されてしまいそう)
 
話は変わって、
日下瑛治とは、どんな人物なのだろうか。
  
まず、日下って多重人格なんじゃないかなと単純に思いました。そもそも「日下瑛治」そのものが偽名である以上、その偽名に合わせて人格が形成されたと考えてもおかしくない。それ以外に本名であるトモヤとしての人格と、万紀子に「捨てられた」あとに一緒に住むことになった家族といたときの彼(これを仮にトモヤ´と仮定しよう)の3つ(実際は2つ?)の人格がひとつの体の中に入り込んでしまっているのではないだろうか。
 
美人でやさしいお母さんと貧しいながらも幸せに暮らしていたのにある日知らない人の元に預けられ、挙句の果てに「わたしの息子はあなただけよ」という新一への言葉を聞いてしまったことで捨てられたことを実感してしまったトモヤ。そのトモヤの心理的な成長が、自分の名前を捨てたとき(=パーソナルナンバーを売ったとき)で止まってしまっているとすれば、幼いトモヤのままなのかなって。
 
トモヤがトモヤ´として過ごしている間も年に一度、クリスマスの日だけはトモヤに戻れていたし、瑛治になってからも万紀子との交流は続いていたことから、トモヤ=トモヤ´=瑛治が「トモヤらしく」過ごせた時間は案外あったのかもしれない。
 
瑛治がどのタイミングで新一に復讐することを思い付いたかはドラマの中で描かれていないが、復讐劇の最中は万紀子を「あの女」と呼ぶことで「彼」は瑛治に成りきろうとしていた、すなわち過去の自分を「捨てて」、感情に蓋をしていたと考えることができる。
 
同一人物であるのに違いはないけど、復讐に燃える殺人鬼はあくまで瑛治で、パーソナルナンバーない組*2と一緒に生活していたのはトモヤで、砂央里を「大好きなんだ」と拒絶した(もしかしたら遠ざけた?)のもトモヤだった、と考えると「彼」の不可解で一貫性のない言動の説明もつくかと。
 
しかも、そうすれば、最期に「母さん」と言ったことから、瑛治ではなくて、トモヤとして死ねたのがせめてもの救いという解釈も可能になる。あくまで、もし死んだとするならばの話だけど。
 
まとめると、
 
純粋に愛を求めている幼いトモヤと、何も持たず(実態のない)ただ復讐に燃えている瑛治という2つの人格が絡み合った結果、あのキチガイ染みた、つまりbarkingな(常軌を逸した)人格が出来上がってしまったのではないだろうか……。

 
《おまけ》 
高校3年間美術の成績が10段階中2だった女が描いた日下瑛治くん。
 
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*1:人格。特に外に向けたもの。元は、演劇で用いる仮面から来ているという説が有力。

*2:新一、砂央里、馬場